ショップハウス最上階の天井表面温度

ショップハウス最上階の天井表面温度

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建築的な配慮は、室内空間の改善やエネルギー消費に大きな影響を与えます。写真はショップハウス(テラスハウス)と呼ばれる、東南アジアによく見られる棟割り長屋形式の住宅の最上階の天井表面温度を示すサーモグラフですが、壁面よりも4℃程度高温になっているのが分かります。このように体温に近い、もしくは体温以上の表面温度になった場合、空気温度をエアコンで下げられても放射による影響から快適性が著しく低下します。

この改善には、天井や屋根の断熱、放射対応、小屋裏換気が考えられますが、この写真の物件(新築)ではいずれも行われていません。天井があるだけましともいえますが、改善の余地は大きいといえます。

BELDAではこのような天井の有無も調査しています。このような建築形態の違いがエネルギー消費に与える影響についても、実証的に明らかにできるかもしれません。

(This picture was taken in Cambodia)

Architectural improvement is very important to improve indoor environment and save energy. This picture shows how hot the ceiling without thermal insulation and attic ventilation.  BELDA would show the different of energy consumption from the viewpoint of these architectural difference.